古民家床下にて | その他

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古民家床下にて

桜の蕾がふくらみ春の足音が聞こえそうな今日この頃

皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

先日愛知県内某所の古民家の床下を調査する機会がありました。

そこで撮影した写真をアップします。

 

床板を支えている木材に亀裂があるのがわかると思います。
シロアリの被害のようにも見えますが実は違います。

これは木材の腐朽による劣化です。

 

この家は増改築による通気不良等により腐朽(いわゆる腐り)が発生したと思われます。

木材腐朽は木材に腐朽菌が発生することによりおきます。

木材腐朽菌は木材を腐らせる菌のことです。

木材の主成分であるセルロース、ヘミセルロース、リグニンを分解する木材腐朽菌。

繁殖すればするほど木材は腐り、建物の強度は低下してしまいます。

木材腐朽菌の発生には、栄養・温度・水分・空気の4つが揃う必要があります。

そこで腐朽を予防するためには上記4つのうち、水分に関する対策が最も簡単で有効です。

水分とはつまり湿度…なので床下の湿気対策が有効です。

シロアリ対策も家を守るために重要ですが、実は湿気からくる腐朽も家の強度を落とす大きな要因になっています。
また、シロアリ対策と湿気対策は原因が別物であるため各々で対策が必要です。

弊社では湿気対策とし

調湿材の敷設・換気扇の取り付け等を実施しております。

 

大切なご自宅を腐朽から守るために

湿気対策を是非ご検討ください。

必要な調湿材の個数や換気扇の台数は家の状況・大きさによって変わってきますので

まずは床下の調査をオススメします。

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